洋食屋さんで鉄フライパンといえばオムライスでしょう。しっかりと育てた鉄フライパンは玉子が引っ付かないので綺麗なオムライスができます。プロ並みの手順でみんなを驚かせてあげましょう。
オムライスの作り方 2部構成で詳しく説明
オムライスは玉子にしっかりと火が入ったオムライスと半熟オムレツを作ってチキンライスに乗せて割るものまで様々ですがここでは昔ながらの洋食屋さんのしっかりと火の入ったオムライスの作り方を紹介します。
作り方はオムライスの中身、ケチャップライスやチキンライスと言われる部分と最後の玉子で包む部分2部構成で紹介します。
70%の主婦が間違っているケチャップライスの作り方 コクのあるケチャップライスのコツを教えます
ケチャップライスの作り方は簡単なようで奥が深いのですが、普通に作ってもそこそこの味が出せるため実は70%の主婦が作り方の手順を間違えています。ケチャップライスはチキンライスとも呼ばれます。簡単なようで難しいチキンライスをコクのある洋食屋さんのような味わいにする秘密のレシピを紹介します。
材料
- 玉ねぎみじん切り
- ピーマンみじん切り
- 鶏肉少々
- チキンストック少々
- ケチャップ大さじ二杯
- ご飯 茶碗に一杯
- 材料はあらかじめ刻んでおきます。
- 鶏肉は大きすぎると火が入りにくいので親指の第一関節ぐらいまでの大きさに切ります。
- 玉ねぎは中火で焦げないように茶色くキツネ色になるまでバターで炒めてトレイにとっておきます。
- ピーマンはたっぷりの油で強火でサッと炒めてトレイにとっておきます。
- 鶏肉は表面の一部が少しキツネ色になるまで炒めてトレイに取り分けます。
- この作業は全て中火で行います。
- しっかりと油まわしをしたフライパンにケチャップだけをを入れてしっかりと炒めます。
- ケチャップが少し固くなるぐらいまで炒まったら、取り分けていた材料を入れ、チキンストックを加えてしっかりと和えます。
- 茶碗一杯のご飯を入れて材料としっかりと和えます。
- 味見をしてお好みで塩胡椒を加えて出来上がりです。
手陣の解説
ケチャップライスの手陣で間違えやすいのは材料を炒めてご飯を入れてケチャップで炒め絡めるやり方です。
ケチャップライスはケチャップを炒めることがポイントです。炒めることで酸味が飛び濃厚な味に変わります。材料を炒めて後からケチャップを加えるのではありません。そのため材料はそれぞれに合った炒め方をしてトレイに取り分けておきます。
ケチャップの酸味が飛んで少し粘度が出るぐらいまで炒まったら、ケチャップに材料を入れてしっかりと材料と絡めます。この時チキンストックを入れることでコクが増して味に深みが出てきます。
ご飯の投入は一番最後です。最後に入れてもしっかりと味と色は付きます。作業を分けることでケチャップの味を引き出して洋食屋さんで食べるチキンライスの味になります。
オムライスを上手に包む方法
オムライスを綺麗に作るコツは材料が引っ付かない育てた鉄フライパンかテフロン加工やダイアモンドコートのフライパンを使います。鉄フライパンでもしっかりと育てて炭化皮膜で覆われていれば油の保湿が良く多少のことでは玉子が引っ付いて汚くなることはありません。この時あると便利なのは、耐熱性のシリコン製の小さなゴムベラです。綺麗なオムレツを作る時にも活躍するので持っておきたいキッチン用品です。
- 鉄フライパンはしっかりと油まわしをしておく
- 大さじ一杯ぐらいの油を入れて鉄フライパンの表面にしっかりと纏わせます。
- 少し冷ましてから弱火にかけ菜箸にといた玉子を少量つけて鉄フライパンの表面を軽く撫でて玉子がすぐに固まるぐらいまで温めます。
- といた玉子を入れながら鉄フライパンをまわして均等な厚さになるように延ばします。
- 玉子に火が入ったらケチャップライスを中心より少し手前に置いて長細く延ばして成形します。
- シリコン製のゴムベラでフライパンの奥の玉子を剥がしてフライパンの手元に持ってきます。
- フライ返しをオムライスの下に差し入れてひっくり返します。
- この時フライパンを跳ね上げるようにしてフライ返しはあくまでサポートのつもりで勢いでひっくり返します。
- お皿に盛り付けて出来上がりです。
手順の解説
玉子は火が入りやすく火が入りすぎるとパリパリになって破れやすくなります。鉄フライパンでも油まわしをしっかりと行えばそのあとは弱火でフライパンの温度が下がっても引っ付くことはないので、一旦火は止めて鉄フライパンの温度を調節するか濡れ布巾をフライパンの底に当ててフライパンを冷まします。
鉄フライパンの場合は玉子を焼く時には多少多めの油にしてください。ケチャップライスを手元に近ところに置くことで綺麗に巻くことができます。
一回の返しで巻く必要はないので、ケチャップライスが隠れるほど玉子を返す必要はありません。返す時のコツは鉄フライパンを持って、フライパンの先を跳ね上げるようなイメージで行うとオムライスがいい浮き上がり綺麗に返ります。
オムライスは玉子を全体に綺麗に巻くのではなくお皿に持った時に綺麗に包まれていれば良いので、慣れてきたら少し多めのケチャップライスでも挑戦してみましよう。
動画で使っているおすすめキッチンアイテム
Youtube動画番組「キッチンドランカーキッチンドランカーまじうめぇ」チャンネルの中で使っているキッチンアイテムのご紹介です。ほとんど業務用の調理器具を使っているのでとにかく安くてタフで扱いやすいのが特徴です。鉄製を多く使っているのが特徴ですが、鉄製の調理器具は正しく使うと一生ものなので本格調理をしたい方は手に入れると良いと思います。
鉄製中華鍋のおすすめ 和平フレイズ 北京鍋
利用している中華鍋は「和平フレイズ 味道 鉄製北京鍋 30cm」です。業務用の中華鍋ですがとにかくタフで使いやすく価格も安いのでおススメです。もともと鉄製の中華鍋が欲しかったのですが、業務用で表面塗装がされていないものを探していた時にたどり着いたのがこの中華鍋です。中華鍋は2種類あって、両側に取手が付いているタイプと、写真のように柄の付いた北京鍋がありますが、家庭で使うには北京鍋が使いやすいと思います。
鉄製中華鍋のメリットは最初にしっかりと油を引いて焼きを入れてやると焦げ付きにくいので調理後はお湯を使って亀の子たわしで洗い流すだけという簡単さがあります。またこのサイズは、揚げる、炒める、蒸す、煮るの全てをカバーできるので気に入っています。一方でデメリットは重いので女性の方には扱いにくいという点があります。
お求めは楽天市場にいくつかの店舗から出典されています。
中華お玉 遠藤商事
動画の中で使っているお玉は「遠藤商事」の鉄製中華お玉です。中華お玉は鉄製とステンレス製がありますが、鉄製はかなり重いです。鉄製中華お玉を使って感じているメリットは、最初にしっかりと焼きを入れて油で鍛えてあるので焦げ付きにくく洗いやすいという点です。一方で、デメリットとしては鉄製の中華お玉を使って料理を長くするとかなり手が疲れます。
ジャーレン 神田鉄鍋
動画の中で使っているジャーレンは「神田鉄鍋」の鉄プレスジャーレンの24㎝です。中華鍋は30㎝を使っているのでそれよりもワンサイズ小さいものにしました。27㎝もあるのですが、実際に使ってみて、30㎝の中華鍋ならこれぐらいがちょうどよいです。から揚げなどを一斉に油から上げるときに、このサイズで十分鍋の中にあるから揚げをすべて取り出せます。これも鉄製なので最初にしっかりと焼きを入れて油を塗って再度焼きを入れて炭化被膜をしっかりとつけているのでこびりつきや汚れがなくたわしを使ってお湯で洗うだけで手入れが簡単です。
メリットは、とにかく中華鍋のものを一気に上げたいときに便利ということです。油通しや湯通しなど具材の下処理をするのが簡単になります。デメリットは重いということです。
鉄フライパン 遠藤商事
動画の中で使っているのは「遠藤商事」の鉄フライパンです。これはもともとステーキを焼くために買ったので、具材を入れた時に冷めにくい底が厚いタイプのものを購入しました。メリットはステーキなどがプロ並みに焼けることです。一方でデメリットは炒めものに使うには底が厚い分取り扱いが難しいです。ステーキをよく食べる人には是非持っておいて欲しい鉄フライパンです。