後悔しないために知っておきたい格安SIMのメリットデメリット

実は大半の人は格安SIMや格安スマホに乗り換えた方がお得なのです。そして本当にかけた方が良いのは普段はあまり外出しない主婦だったり、ご高齢の方で孫とLINEのテレビ電話を使うためにスマホに変えたような使い方が限定されている場合です。

なぜ格安SIMに乗り換えないかというと格安SIMに乗り換えるまでが面倒くさいという意見が大半です。月額料金が安くなる格安SIMですが実際に格安SIMに乗り換えた方の理由で90%を超える方が通信料金が安いことをあげています。

通信料金が安いし格安SIMはたくさん会社があるため調べるのが面倒だったり自分の使い方にあっていないと後悔する場合も多いのでやはり事前にメリットとデメリットを知っておくことが重要です。

実はデメリットととしてあげられている意見のほとんどは実は自分に当てはまらないケースがほとんどです。

格安SIMのデメリットの全て

ここでは格安SIMに乗り換えた後に後悔しないようにデメリットから話していきます。途中で格安SIMに乗り換えるの自分には無理かもと思ったら乗り換えはやめた方がよいです。

しかしそのデメリットを割り引いても多くの方が格安SIMに乗り換えるのは圧倒的に通信料金が大手キャリアに比べるとお得だからです。

デメリット1 自分で調べる事が面倒なんです

格安SIMに乗り換えた方の多くはお金がないから乗り換えたのではなく、調べた結果お得な事がわかった方がほとんどです。ここに総務省が出した格安SIM(MVNO)について利用しない理由を調べたアンケート結果があります。

格安SIM(MVNO)について利用しない理由を調べたアンケート結果

このアンケート結果から分かるのは、調べる、知るという面倒なことに加えて不安という要素がほとんどだという事です。

つまり、調べないから不安が取り除かれない結果になるのですがインターネットがスマホで簡単に閲覧できて分からないことがすぐに分かる世の中でも調べる行為が如何に面倒で時間がかかる行為かを表しています。

次に料金プランに関してのアンケートです。ここでは他の料金プランに変更した方が得か調べた事がありますか?というアンケートです。

プランの変更

はいの45%に対していいえが55%を占めています。これは実際に使っている大手キャリアが新しいプランを発表しても調べていない人が半数以上いることを指しています。

一方で総務省が行った移動体通信サービスの不満足な点に関するアンケート結果では70%の方が月額料金が高いことをあげています。

移動系通信サービスの不満足な点
つまり契約している大手キャリアの月額料金に不満を抱えながらお得な料金プランを調べる方が少ないということです。

格安SIMの一番のデメリットポイントをあげるとすれば自分で調べる事がとにかく面倒なことですが、アンケート結果とほぼ一致していることがわかります。

格安SIMについて調べる事が面倒な理由は、大手キャリアは家電量販店やキャリアの店舗で契約を行うのに対して、格安SIMはほとんどがインターネットで申し込みを行います。利益を削って通信料金を安くしているので当然なのですが、店舗の固定費用やスタッフの人件費にお金をかけていない分通信料金が安いという前提を理解しておきましょう。

店舗がないということは、いざ申し込む時に店舗スタッフが色々アドバイスしてくれないという事です。そのためインターネットで申し込む格安SIMの場合は、プランの選択からセットアップまで自分で決めなければならず全部自分で調べる必要があります。

それぞれのプランの違いやお得な使い方、初期設定など調べなければならないものが数多くあります。

例えばセットアップの手間ですが、大手キャリアであっても実は機種変更をした場合は新たにセットアップしたり、バックアップからアプリや設定を復元したり、その手間はあまり変わりません。
機種変更をした後、セットアップのために2、3時間スマホと格闘した人は私だけではないはずです。

大手キャリアであれば駅前にある店舗に行けばサポートを受けられるかもしれませんが、大半の格安SIMではこのサポートが受けられないケースがほとんどです。しかし大半は自分でインターネットで調べて解決しているケースがほとんどです。

大手キャリアでも沢山のプランがありiPhoneの新機種の販売に合わせたりして新しいプランが沢山発表されます。新しいお得なプランなは大体制限がついていて難解なプランもあったりしますが、店員の説明を聞いているうちに結局お得なプランへの変更を決めています。

格安SIMは店員の説明がないのでインターネットを見て自分で調べてプランを理解して決めなければならないという不便さがありますこのサイトではなるべく皆さんが感じている疑問に分かりやすく答えるようにしていますが、聞けば答えてくれる大手キャリアに比べると調べる手間がかかるのが格安SIMです。

デメリット2 誰もが言っている格安SIMは通信速度が遅いは真実か

最初から結論を言うとそれは真実です。しかし体感できる通信速度の遅さがどれぐらいか、実際に使って見ないとわからないので使っている人にしか分かりません。

ここでも総務省が面白いデータを出しています。2018年5月の電気通信市場検証会議で使われた資料として通信速度と品質に関しての結果があります。

この結果から格安SIMを使っている人で通信速度や品質で不満があるのは15%、大手キャリアでも7%が不満を感じていると言う事実です。

格安SIMには値段が破格で通信速度は死ぬほど遅い粗悪な会社もあるので15%の中にはそういった会社が含まれていることは割り引かないといけません。

実は通信速度が体感として遅いと感じるケースは通信が混み合う朝夕の通勤時間、サラリーマンの昼食の時間を除けば日常生活の中ではほとんどありません。

通信速度が遅くなる理由は、格安SIMは通信線が細く一度に捌ける通信量が大手キャリアに比べると圧倒的に少なく通信が集中すると渋滞を起こして速度が低下します。しかしその分安いのです。

実は大手キャリアで契約している方も日常生活でどれぐらいデータ通信を使っているかというと、1GBに抑えるように使っているとか、動画は見ずにゲームを家でするぐらいとか、主な使い方はLINE など通信速度の遅さを感じるようなシーンはあまりないのが実情です。

そもそも今の通信速度はひと昔前に比べると圧倒的に早く、動画を日常的に見ている人以外はその速さを有効に使い切っていないという現実があります。

デメリット3 格安SIMは大量にデータを使う人には不向き

格安SIMでは月額データ通信の上限があり15GBが上限となります。毎月15GB以上使っている人は格安SIMへの乗り換えはやめた方が良いです。

格安SIMでも楽天のスーパー放題はMbpsを無制限に使えるので動画などでは便利ですが、毎月15GB以上を使うヘビーユーザーなら必ず通信速度で不満を感じます。

格安SIMに向いている人は外出先でほとんどデータ通信を使わない人で利用がLINE などに限定されている人で1カ月あたり1GBから3GBぐらいまでの方だと思います。

使っているデータ通信も家で使うのか、外出先で使うのか、場所によっても変わります。

データ通信について言えば、私の場合は格安SIMを考え始めた理由はauのぴたっとプランに変えた時からでした。

それまで動画は家のWI- FIで見ていて、外出先では通勤中にウェブサイトしか見なかったのですが3GBの定額プランを使って月の後半には通信制限がかかるぐらいだったのが、auのぴたっとプランに変えてから、外出先でのウェブサイトは必要な時だけにして外出先で見るウェブサイトはChromeのリーディングリストの機能を使って、夜のうちにいくつか気になるページを登録して見るようになってから、1GBも使わなくなり毎月500MBぐらい余るようになったからです。

Chromeのリーディングリストなら通信速度やデータ通信に関係ないのでサクサク動きます。
家でWI- FIがある人で外出先で動画を見ないような人は余程のことがない限り格安SIMに乗り換えてもデータ利用の面では問題ないと思います。

デメリット3 最新のスマホや高性能スマホが高い

iPhone xの定価は14万円を超えています。かつてガラケーを使っていた時代に14万もする端末を買うことを想像したでしょうか。

大手キャリアではこのiPhone xが実質半額で購入できるところがほとんどです。
しかし格安SIMは端末を自分で購入するか、今使っているスマホをSIMロック解除してそのまま使うか、格安SIMの契約時にスマホとセットで契約するかになります。

大手キャリアでは高性能スマホが無料だったり大幅に値下げされたりしますが、格安SIMでは割引はありません。

ごく稀に契約時に特定のスマホで割引のキャンペーンを受けられる事があります間違ってもiPhoneの最新機種が半額になるようなことはありません。その分通信料金が安いのです。

最新機種にいつも変更している人には格安SIMは向いていません。

しかし、その最新機は本当に必要ですか?

iPhone xは高額で今やPCの方が圧倒的に安いぐらいです。

新たな機能が追加されましたが、いざ使ってみるとそれほど利用していなかったりします。
そして本当なら、端末代金が来月からなくなり月額料金が安くなるはずだったのに、結局新たにiPhoneを購入して月額料金は今までと変わらない方がほとんどではないでしょうか。

実はこの手法は大手キャリアが最も得意とするマーケティング手法の一つです。

実際に高性能のスマホを買ってもほとんどの機能を使っていないのが現実です。そもそもスマホは端末のCPUの計算処理能力やカメラ性能には違いはありますが、アプリをインストールして使うのでそこそこの機種を選択すれば利用には全く問題がありません。

スマホ利用はLINEとお気に入りのゲームだけ、たまに写真を撮ると言う人なら最も安い端末で実は充分なのです。

日本ではiPhoneのシェアは50%近くを占めていますがAppleはとうとう世界のシェアでは4位、20%以下のシェアしか持てなくなりました。世界では格安SIMが多く使っているファーウェイがAppleを抜いて3位に浮上しています。

安くて使いやすいスマホは世界で認知されているのですが、日本では格安SIMの利用率が少ないため大手キャリアが仕掛けるiPhoneの最新機種のキャンペーンに世間が踊らされている結果と言えます。

デメリット4 格安SIMは通話料金が高い

携帯電話で高いのは実は通話料金です。格安SIMでは30秒20円の通話料金です。5分かけただけで200円です。1日に何度も電話をすれば、合計の通話時間が1時間になり、2400円がかかります。電話が中心の方は注意が必要です。

しかし本当に通話をしていますか?

実はこのかけ放題プランは最も通信会社が儲かる手段だと思っています。

格安SIMも850円ぐらいで5分かけ放題や10分かけ放題のプランがあります。しかしこのかけ放題プランこそ最も無駄なプランなのです。

その電話が本当に必要だったか、もしくはかけ放題に入っていて得をしたか、毎月の通話時間を一度見直してみましょう。

850円のかけ放題プランで年間を通して得をするためには、毎月約21分の通話をコンスタントにしてやっと元が取れます。年間では255分、約4時間半です。

かけ放題プランに入る方は、万が一電話をすることになったらと不安になるのですが、5分かけ放題プランで850円を毎月払うよりも、年間で4時間半以下になるように電話をした方が支払い総額から見ても得なのです。

電話を普段からかけないけど不安だからかけ放題プランに入っている方は一度プランの見直しをしてみましょう。

格安SIMのメリットの全て

ここまでデメリットを中心にみてきましたが実際に自分に当てはまるケースはどれぐらいあったでしょうか?

なんでも便利に使える大手キャリアと比べるとどこかを我慢する必要のある格安スマホですが改めて見てみると毎日必要のないサービスや少し我慢すれば頑張れるデメリットが大半ではないでしょうか。
それではメリットについてみていきましょう。

格安SIMメリット1 大手キャリアに比べて圧倒的に料金が安い

月額料金が安いことは格安SIMを使う最大のメリットといっても良いでしょう。

今の自分が月額料金をどれぐらい払っているか実際に想像してみてください。

大手キャリアなら月額7000〜8000円という方がほとんどではないでしょうか。

格安SIMでは月額の平均は約2000円です。少なく見積もって5000円、年間で6万円が節約できます。2年間ではなんと12万円も節約になります。

政府が最近になって日本のデータ通信料金は高いと言い始めていますが総務省が行ったアンケートが実に興味深い結果となっています。

この結果では60%以上の方が料金面で乗り換えてもいいと思っていて、大手キャリアの月額料金に満足している人はわずか20%という結果になっています。

にもかかわらず、格安SIMの利用率は全体の10%しかない理由は、デメリットにも書いた自分で調べる面倒さや通信速度が遅いのではという不安があるからです。

このサイトでは自分で調べる面倒さを簡単に、根拠のない通信速度の不安について分かりやすく解説していきます。

格安SIMの料金に興味があって乗り換えたいけど不安が多い方はこのサイトで分かりやすく説明するので格安SIMに乗り換えましよう。

格安SIMメリット2 同じスマホを使い続けるほどお得な格安SIM

格安SIMでは同じスマホを使い続ければ月額料金はずーっと2000円ぐらいに収まります。現在すでにスマホを持っているなら格安SIMに乗り換える前にSIMロック解除をすれば今持っているスマホがそのまま使えます。

スマホを持っていなくても格安スマホなら3万円程度で購入できます。

今のスマホの耐久年数は大体2年から3年で多くの場合はバッテリー性能の劣化によるものです。2、3年に一回買い換えたとしても大手キャリアで月額料金に含めて払うよりも2年間でみた場合3万円程度お得です。

格安SIMは大手キャリアのように最新機種はありませんが使い勝手が良いので使っていても不満に思うことはありません。

今持っているスマホの機能的な良さをあげようと思うとなかなか素人に判別できるほど体感で感じる機能差がないのが今のスマホです。

ここでスマホ端末の料金について少し考えてみましょう。

大手キャリアでは機種代金を分割にして毎月の通信料金と一緒に払っていますが機種代金の分割はローンと同じなのです。

目の前にiPhone xが148000円であった時、毎月3000円のローンを組んで4年間支払う決断をする方がどれぐらいいるでしょうか?

大手キャリアでは2年経った時の買い取り保証としてオプションが用意されていますが、2年後は新しいスマホに変えてまた3000円のローンです。

ここが不思議なのですが、家電でもそこまで買い換えないのになぜかスマホとなるとローンやお金の意識がなくなってしまいます。

かつての私もそうでした。

スマホ代金は1カ月これぐらいと最初から固定観念があるためいざプラン変更や機種変更をするときに結局同じぐらいの金額になってしまうのが現実です。その1番の原因が最新機種になんとなく乗り換えてしまう行為です。

機種に特別な思い入れがなかったり、なんとなくみんなが使っているからiPhoneとか、同じ機種を長い間大事に使っている人は格安SIMに乗り換えて機種代金を安くした方が絶対にお得です。

格安SIMメリット3 契約に縛られないので乗り換え自由

大手キャリアの最大のデメリットでもあり格安SIMのメリットの一つといえば契約に縛られないということです。

大手キャリアの契約は2年毎の自動更新なので乗り換えをしようと思った時、別のキャリアで魅力的なプランや新機種が出た時に契約年数が足りておらず高い違約金が発生したり、契約更新日からの猶予期間がちょうど切れた後だったり悔しい思いをした方がいるかもしれません。

格安SIMではほとんどの会社が契約1年目以降はいつ解約しても他社に乗り換えても違約金が発生しません。

大手キャリアで意外な盲点なのが契約の自動更新や更新期間中以外で乗り換えを思い立った時に発生する違約金です。

格安SIMを使うべき人はこんなタイプまとめ

ここまで格安SIMのメリットとデメリットを見てきました。特にデメリットの部分では、自分には当てはまらないと思われた方も多いかもしれません。

最後に格安SIMを使うべきか悩んでいる人にこんな人は格安SIMに変えた方が得だという人をタイプ別にまとめておきます。

とにかく月額料金を下げたい
外出先では動画は見ない
スマホの最新機種にこだわりがない
スマホ端末はあまり買い換えない

上記に当てはまる人は格安SIMに乗り換えると大きな不満なく月額料金を安くすることができます。

LINEモバイル
LINEモバイル

LINEユーザーのためにある格安SIMでソフトバンク回線なら格安SIM最速の通信速度。コミュニケーションフリーと呼ばれるデータ消費なしで使えるサービスには、LINEやインスタがありスマホはSNSに利用しているという人であれば最強の格安SIM。

UQモバイル

au回線では格安SIM最強のUQモバイル。利用者の満足度が高いことで有名。格安SIMに乗り換えて後悔した意見に多い通信速度はau回線を使えば格安SIMの中では最速といっても良い。また使える機能が充実している。特にauかんたん決済は、スマホゲームでアイテムを購入したり、動画コンテンツを購入したりとデジタルコンテンツの購入がクレジットカードなしで使えることも魅力のひとつ。

楽天モバイル

楽天モバイルの特徴は申込者の7割が選んでいるスーパーホーダイです。動画を見る人には絶対オススメの格安SIMです。スーパーホーダイは動画を見る人には格安SIMの中で最強です。

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