多くの格安SIMには大手キャリアにはない速度切り替えが付いています。速度切り替えとは、データ量を消費しない低速モードかデータ消費する高速モード、どちらかに切り替えることでデータ消費量を抑えるための機能です。LINEモバイルは速度切り替えができない分、メリットも多いので気にする必要はありませんが、契約前には速度切り替えがないことを理解して契約しましょう。
速度切り替えとは?
初めて格安SIMを契約する方は大手キャリアにはない速度切り替えに戸惑うかもしれません。ここでは速度切り替えについて説明します。
低速モードとは?
低速モードとは通信速度が遅いかわりにデータ消費なくインターネットなどのデータ通信が使える状態のことを言います。格安SIMの多くは低速モードと高速モードを自由に切り替えられるようになっています。大手キャリアでは自由に通信速度を切り替えることができませんが実は同じようなことが起こっています。データ定額を契約していると月末にデータが足りなくなると通信制限がかかり、通信速度がものすごく減ることがあると思います。この状態が格安SIMで言う所のデータ消費がない低速モードになります。
バースト機能とは?
低速モードでは、祭祀やの読み込みだけ高速にしてデータを一気に読み込むことで、表示を早くしてやる機能です。バースト機能は格安SIM各社で付いているところや付いていないところ、バースト機能発動時の通信速度など異なります。バースト機能があるからといって低速モードで使い続けるのは不可能でバースト機能が使われた後は低速モードに切り替わります。
低速モードで出来ること
大手キャリアで通信制限がかかったことのある方なら分かりますが、データ量を消費しない低速モードの状態になると通信速度が遅いためほとんどのことができません。
低速モードではできないこと
- instagram(インスタ)
- 動画を見る
- 画像のあるウェブサイト
- LINEなどで画像付きメッセージを見る
低速モードで出来ること
- 文字だけのメッセージの送信
- 文字だけの軽いサイト
- メールなど文字だけのメッセージ
ここで気がついた方もいらっしゃると思いますが、低速モードにしてしまうとデータ消費はありませんが、ほとんどのことができなくなります。また、高速通信で出来ることはかなりデータを消費するものが多いので普段はWiFi環境で楽しんでいるという人が多いのではないでしょうか。
低速モードの通信速度は格安SIM各社で違いますが、基本的に画像の閲覧、動画視聴はデータ消費なしの低速モードではほぼ不可能だと知っておきましょう。
LINEモバイルに低速モードがついていない理由
格安SIM各社がつけている低速モードをなぜLINEモバイルがつけていないのか不思議に思いますが、低速モードで出来ることを見てみると理由がわかります。低速モードで出来ることは通信速度が必要ないテキストだけ、つまり文字だけのメッセージを送るときぐらいしか使えません。普段の生活でテキストだけのメッセージを送るとき機会を考えてみると、つまりLINEを使っている時がほとんどです。
LINEモバイルに低速モードが付いていないのは低速モードでしか使わないようなLINEメッセージのやり取りなどがデータフリーで付いているからです。さらにLINEモバイルの場合、インスタグラムなど画像の多いアプリ使用もデータフリーなので快適な高速通信で利用ができます。
データフリーも高速モードで快適
LINEモバイルはSNSに強い格安SIMです。特にスマホヘビーユーザーではなく、LINE利用やインスタグラム、ツイッターなどがメイン使いなら高速モードと低速モードの切り替えがなくでも心配する必要がありません。
高速通信で使えるデータフリー
- LINEアプリ
- メッセージ
- LINE通話
上記2つがデータフリーです使える上、データがなくなった後も速度制限がなく、高速通信のままで使える方がメリットになります。
データフリーのメリットについては以下の記事で紹介しています。