LINEモバイルで最新iPhoneを使いたいならApple StoreでSIMフリー版を購入する

格安SIMでもiPhoneを使いたいという方は多いのですが、格安SIMは大手キャリアと異なり機種代金込みになっていなかったり取り扱っているiPhoneも最新ではありません。ただしそれが悪いかというとそうではありません。大手キャリアはiPhoneがあって、格安SIMにはiPhoneがないから躊躇している方にこの際、大手キャリアであってもiPhoneはApple Storeで買ったほうが良いことを説明していきたいと思います。

最新iPhoneはApple Storeで購入したほうがいい理由

最新iPhone11が2019年9月20日に発売されますが、大手キャリアでは早速キャンペーンが始まっています。LINEモバイルに乗り換えを検討しいている方にとっては、LINEモバイルではiPhone11を扱っていないのでしばらくはまだ大手キャリアのままでいようと思っている人がいるかもしれません。ただしそれは大きな間違いです。

大手キャリアを契約していてもApple Storeで最新iPhoneは購入すべき

大手キャリアで行っている最新iPhoneのキャンペーンでも、Apple Storeでも結局値段は同じになるという事実を知っていますか？さらに、大手キャリアでは使っているiPhoneを担保にして割り引いているという事実を知っていますか？これから説明する内容を読めば、大手キャリアであってもLINEモバイルのような格安SIMでも、iPhoneを使うなら絶対にApple Storeで購入したほうがお得なことが分かります。

最新iPhoneを手に入れるには、Apple StoreでSIMフリー版を購入します。SIMフリー版はSIMロックされていないので基本的にはどんな携帯会社でも使えるスマホです。正規のSIMフリー版なので当然高いので、大手キャリアのキャンペーンと比べると高いというイメージがあるかもしれませんが、実は大きな錯覚です。

最新iPhoneは大手キャリアは本当に安いか？

大手キャリアでもそれぞれ値段が異なる事実を知っているでしょうか？家電なら同じモデルであれば安い家電量販店で買っているのに、スマホとなると契約している携帯会社に縛られて値段が違うにも拘わらず回線とセットで申し込んでしまうのは不思議です。早速話題のiPhone11を元に実際の値段を見ていきましょう。

話題のiPhone11 64GBの大手キャリアの値段と仕組み

2019年9月20日に発売される最新iPhone11　64GBの値段を大手各社で比べてみましょう。割り引かれるようで本質は全く違うことに気が付きます。

ソフトバンクの場合
本体価格：89,280円（1,860円×48ヵ月）
半額サポート＋適用時：44,640円（1,860円×24ヵ月）
プログラム利用料390円／月
半額サポート＋毎月の支払合計：54,000円（2,250円ｘ24カ月）
48回割賦で購入し、25カ月目に条件を満たした機種と引換に指定機種に買い替えの場合。
買い替え日の翌月末までに旧機種の回収、査定完了が必要。査定条件を満たさなかった場合、20,000円（不課税）のお支払いが必要。

ドコモの場合
本体価格：85,536円（2,376円×36回）
スマホおかえしプログラム加入の場合：57,024円（2,376円×24回）
プログラム利用料0円／月
ドコモが定める返却条件、査定条件を満たす必要があります。査定条件を満たしていない場合に査定条件を満たすには20,000円（税抜）の支払いが必要。

auの場合
本体価格：88,992円（1,854円×48回）
アップグレードプログラムEX加入の場合：44,496円（1,854円×24回）
プログラム利用料390円／月
アップグレードプログラムEX＋毎月の支払合計：53,856円（2,244円ｘ24カ月）
総賦払金が半額　25ヶ月目で機種変更（ご購入）かつ、旧機種を回収した場合
端末の査定によっては20,000円のべっと支払いが必要。

それぞれの会社によって値段も微妙に違うことや半額などのプログラムを使っても支払いの生じるケースがあったりとかなり分かりづらいです。

ドコモのケースでは、プログラムの月額料金がないことと、36回払いがベースになっているので他社より月額支払いが高くなっています。半額プログラムの料金を別に考えてしまうと月額390円でしかも、月額支払いが少なくなるのでお得にみえてしまうのが危険です。

話題のiPhone11 64GBのApple Storeの値段と仕組み

Apple Storeでの値段を実際に見ていきましょう。これは料金比較自体はかなり簡単なのですが、Apple Storeでも分割での支払いができるので実際に詳しくみていきましょう。

本体価格：74,800円 (税別)＝＞80,784円 (税込み)
この時点ですでに安いのですが、これは一括で支払った場合です。iPhone11を買うなら一括でApple Storeで購入したほうが圧倒的に安いです。

実はApple Storeでも分割支払いができるので分割の場合を見てみましょう。Apple Storeは分割24回までなら分割手数料無料です。

24回払いの場合
80,784円（3,366円×24回　初回のみ3,366円）

48回払いの場合
89,347円（1,861円×48回　初回のみ1,880円）

この時点で気が付いてしまったと思いますが、最新iPhone11であっても大手キャリアで買った場合も、Apple Storeで購入した場合でも月額料金は変わらないこととやさらに分割手数料が大手キャリアにも上乗せされていることが分かります。

どの大手キャリアも半額プログラムなどを用意して言いますが、プログラム加入のための月額料金を考えると毎月の支払は54,000～57,000円という結果です。Apple Storeで24回払いを選択した場合との差額は26000円ぐらいという結果です。大手キャリアは端末を返すことを前提にしているので、この26,000円の差額は2年後の下取り価格分でさらに小さくなります。

Apple Storeの下取り価格の相場　大手キャリアの買い替えサポートと比較

大手キャリアで半額サポートやアップグレードEXプランを選択した場合は下取り価格がありませんので先ほど計算した26,000円ぐらいの差額が2年後に保証できているかが価格比較のポイントになります。

歴代iPhoneの下取り価格がApple Storeでどれぐらいなのかを検証してみましょう。

比較条件

それぞれのモデルは最小容量で見ています。
2019年9月を現在として24回払いを考えると比較できるのは2年前までiPhone８から
Apple Storeの発売価格（発売当時）
Apple Storeは24回払いは分割手数料なしなので24回払いの合計は同額
キャリアは半額サポートを考えて48回払いでの総額
半額サポート分の計算方法は大手キャリア48回払い総額から分割手数料とプログラム月額390円Ｘ24回＝9,360円をマイナスした額

機種名	発売日	発売価格	大手キャリア	下取り価格	差額
iPhone8	2017/9/22	78,800円	87,152円	19,730円	-6,134円
iPhone8 Plus	2017/9/22	89,800円	99,318円	26,170円	-4,611円
iPhoneX	2017/11/3	112,800円	124,756円	38,230円	-2,832円
iPhoneXS	2018/9/21	112,800円	124,756円	42,010円	948円
iPhoneXS Max	2018/9/21	124,800円	138,028円	52,120円	5,694円
iPhoneXR	2018/10/26	84,800円	93,788円	32,630円	4,084円

今回、買い替えや乗り換えを考えている人も多いと思いますが、大手キャリアとApple Storeで比べた場合、Apple Storeで分割手数料が付かない24回払いで購入するのがiPhone11を一番安く手に入れる方法です。差額は数千円にしかならないのですが、この数千円はLINEモバイルと大手キャリアのプランの月額料金を考えた場合さらにお得になります。

価格だけではないサポート面

Apple Storeで購入したほうが良い理由は価格面だけではありません。サポート面でも大手キャリアで購入する意味がありません。なぜなら大手キャリアはしてもApple Storeで購入しても故障したり、画面が破損した場合はApple Storeか正規代理店でしか行いません。つまりキャリアの窓口に持って行っても結局はAppleが最終的な修理は行うということです。

下取りを判断できるメリット

最新iPhoneをApple Storeで購入するメリットが沢山あります。大手キャリアのほとんどは2年後の下取り価格を保証するなどして割引を行なっているため機種変更の際は使っているiPhoneは返さなければなりません。実質リースと同じです。Apple Storeで購入すれば、下取り価格を見て下取りに出すか、そのままキープするか、選択は自分でできます。特に子供にスマホデビューが近づいているなら、Apple StoreでSIMフリー版を購入して後々子供に使わせるという選択もできます。