LINEモバイルのような格安SIMに乗り換えを考えた場合にまず気になるのは通信速度は問題ないのか?という疑問です。格安SIMは安いけど通信速度が遅くて使い物にならないと心配している方に、LINEモバイルの通信速度がどんなものか徹底検証しました。
通信速度とは
スマホを使う理由は、動画を見たい、インターネットを楽しみたい、オンラインゲームを楽しみたいなど殆どが通信速度に影響するものばかりてます。通信速度と言われても下りや上りがあってよく分からないという方が殆どだと思います。大手キャリアや格安SIMが公表している通信速度には上りと下りの2種類がありますが、この2つの違いから説明します。
通信速度は2種類 大事なのは下りの速度
通信速度には2種類がありそれぞれスピードが異なります。
- 下り データをダウンロード
- 上り データをアップロード
インターネットも動画もデータをダウンロードしているので、インターネットを使ったり、動画を見るときに通信速度が速い、遅いを感じるのは、下り速度が速いか遅いかの違いです。
使っているサービスで必要な通信速度は違う
快適にインターネットを使ったり、動画を見たりするには下り速度が大事だと分かったところで、それぞれのサービスにはどれぐらいの通信速度が必要なのか見ていきましょう。LINEモバイルをはじめとする格安SIMは大手キャリアの回線を借りているので、大手キャリアのような高速の通信速度はありません。しかし、通信速度は早ければ良いかというと必ずしもそうではありません。使いたいサービスに必要な通信速度があればそれ以上の速度があっても意味がありません。使うアプリやサービス毎に必要な通信速度を見てみましょう。
LINEの利用 見る場合
- テキストメッセージ 0.2〜0.5Mbps
- 送られてきた画像 0.5〜1Mbps
- LINE音声通話 0.5〜1Mbps
- LINE MUSIC 0.5〜1Mbps
LINEの利用 送る場合
- テキストメッセージ 0.2〜0.5Mbps
- 送られてきた画像 0.5〜1Mbps
- LINE音声通話 0.5〜1Mbps
- LINE利用には1Mbpsあれば十分
その他のサービス
- ウェブサイトの閲覧 0.5〜2Mbps
- YouTube視聴 通常画質 0.5〜1Mbps
- オンラインゲーム 0.5〜1Mbps
ほぼどのサービスも2Mbps以上出ていれば問題なく利用できることがわかります。特に意外なのはオンラインゲームではないでしょうか?実はゲームは最初にプログラムをダウンロードして使うので実際にゲームをしている間の通信量はかなり少ないのです。通信速度を感じるのはゲーム内課金やアイテム購入時のデータ通信が発生する場合だけです。普段使いに大手キャリアの50Mbpsとか100Mbpsといった通信速度は必要ないのです。
アプリダウンロードには通信速度はかなり影響する
通信速度が速さを感じるのはアプリのダウンロードやアップデートです。ウェブや動画視聴はデータを全部ダウンロードしてから見ていないので、実際には見ている間もダウンロードし続けています。ただ、動画を見ているのでダウンロードしている時間を感じないだけです。しかし、ゲームアプリなど新しいアプリのダウンロードやアップデートプログラムのダウンロードはファイルをすべてダウンロードした時が終わりなので、通信速度の速さをかなり感じます。ただそれだけのデータ量をダウンロードするとかなりデータ量を消費するので実際にはWiFi環境で行うケースが殆どだと思いますのであまり気にしなくていいかもしれません。
昼間は遅い 通信速度が時間帯によって変わる理由
どんな格安SIMでも通信が混み合う時間になると、回線を流れるデータ量が増えるので通信速度は落ちていきます。これは大手キャリアに比べると一度に流れるデータ量が制限されているためで、だから格安SIMは安くなっています。実際に出ている通信速度をリアルタイムで測っているサイトがありますので参考までに上げておきます。
LINEモバイルの通信速度が落ちる時間帯
LINEモバイルには通信速度が落ちる時間帯がいくつかあります。
- 朝の通勤ラッシュ
下り 33Mbps
上り 19Mbps - 会社員のお昼の時間
下り 14Mbps
上り 20Mbps - 夕方の帰宅ラッシュ
下り 17Mbps
上り 17Mbps - 夜の21時頃
下り 2Mbps
上り 13Mbps
ここでの数値はあくまで平均なので実際には1時間ぐらいの間にかなり上下しています。この時間帯では利用者が増えるので通信速度が遅くなりますが通信速度が落ちるからインターネットが繋がらないというわけではありません。それぞれのサービスに必要な通信速度を先ほど確認しましたが、通信速度が落ちているといっても問題なく使える範囲内です。特に夜の21時頃は殆どの人が家にいる時間だと思うので、自宅にWiFiがあれば気にする数字ではありません。
LINEモバイルはソフトバンク回線が最速
LINEモバイルは3つの回線から選べますが、一番お勧めするのはソフトバンク回線です。先程紹介した速度で最も安定しているのがソフトバンク回線です。LINEモバイルはソフトバンクの子会社なので当たり前といえば当たり前ですが、よほど使っているスマホなどに制限がない限りソフトバンク回線を選ぶことをおすすめします。
LINEモバイルはソフトバンクの子会社
LINEモバイルは元々LINEが運営していましたが、ソフトバンクが買収したことで大きなバックアップを受けました。買収後に一時通信速度が遅くなったもののソフトバンクのテコ入れで現在ソフトバンク回線の速度は非常に安定しています。格安SIM最強と言われているのはau回線のUQモバイルですが、LINEモバイルのソフトバンク回線はUQモバイルのau回線に引けを取りません。LINE利用がメインで考えるならLINEモバイルのソフトバンク回線をおすすめします。
昼の時間の速度が気になるならWiFiオプションをつけるのもアリ
朝夕の通勤時間帯の電車の中はしかたありませんがお昼の時間帯にゆっくりとインターネットや動画を楽しみたいならWiFiオプションをつけるのもアリです。
WiFiオプションは月額200円
使えるお店が限られているので申し込みの前には近くに使えるお店があるか、普段利用しているお店がで使えるかを予めLINEモバイルの公式ページから確認しておきましょう。WiFiオプションは自宅にWiFi環境がない場合にもものすごく使えます。WiFi環境がないとアプリのダウンロードや更新の時にデータ量をものすごく消費しますが、WiFiオプションをつければアプリの更新、ダウンロードはWiFi環境で行えるので、データ消費を抑えられます。
まとめ LINEモバイルの通信速度は速い ソフトバンク回線がおすすめ
LINEモバイルの通信速度は格安SIMの中でも比較的速い方でストレスはあまり感じないことが分かりました。ここでLINEモバイルの通信速度についてまとめておきます。
- LINEモバイル通信速度まとめ
- 普段使いがLINEなら通信速度は気にならない
- LINEモバイルは動画視聴でも安心
- 朝夕の通勤時間帯とお昼の時間はやや不安定
- WiFiオプション利用で通信速度が遅い時間帯をカバーできる場合がある
- 選ぶならソフトバンク回線が最強
スマホを使うので通信速度は一番気になるポイントですが、LINEモバイルの通信速度は気にならないぐらいの速度を保っています。特にソフトバンク回線であれば格安SIMの中でも最強なのでソフトバンク回線をおすすめします。