資産運用がなぜ必要なのかというと、お金の価値は今持っている1万円はずっと1万円の価値ではないからです。
お金の価値が変わってしまうというと、えっと思われるかもしれませんがお金の額面は変わらなくても価値は変わってしまいます。
資産運用とは?
100円を定期預金に入れて大事にとっておいたとします。現在の利率は0.05%ぐらいですので、20年間置いておいたとしても1円しかお金は増えません。
でもリスクはないので資産運用には預金のほうがよいでは?と考えているあなた!
お金の価値は額面ではないので、たとえ額面として増えても損をしていることをご存知ですか?
正しい資産運用を知るには、お金の価値が変わるということを理解する必要があります。
お金の価値が変わるとは?
今持っている100円は10年後も同じ100円としても価値を持っていないかもしれません。お金の価値は額面ではないので、100円で何が買えるのか、と考えれば分かりやすいかもしれません。
お金の価値は物価の推移によって同じ100円でも価値が変わっていきます。分かりやすく東京のラーメンの価格推移でみてみましょう。
- 1946年 ラーメン1杯は20円
- 1967年 ラーメン1杯は100円
- 2020年 ラーメン1杯は600円
1946年から1967年の20年でラーメン1杯の価値は5倍になりました。現在は30倍近く値上がりしています。1946年の100円を大事に資産として取っていた場合、20年後には100円の資産価値は5分の1まで下がってしまったことになります。そこから60年で30分の1近くまで価値が下がってしまいました。
大事にとっておいた100円は1946年に使えばラーメン5杯食べれたのに1967年では1杯しか食べることができないほど価値は暴落しています。
預金でお金の価値を物価と同じ価値まで高めるのはまず難しいことです。資産運用とは世の中の物価や額面に合った価値と同じように変動していく、株やFXなどのような通貨運用として行わなければ損をしてしまう仕組みになっています。
消費者物価指数でお金の価値が変わってしまう
資産運用を高価的に行いお金の価値を図るものに消費者物価指数があります。
消費者物価指数は全国の世帯が購入する財やサービスの価格の平均的な変動を測定するものですが2015年を起点にした場合2017年の消費者物価指数の上昇率は0.4%です。
総合的な物価は2015年に比べて0.4%上昇しているということなので2015年時点での額面1000円の価値は現在の1004円と同じということになります。正しく資産運用ができたかの判断は、2015年に比べて、額面として物価と同じぐらいまで額面として増えたのか、ということが需要です。
2015年に定期預金として1000円を大事にとっておいた人は現在その1000円が額面で1004円になっているでしょうか?
定期預金にしておいたら利率は物価上昇率よりも低い0.05%なので1001円にしか増えていません。これが間違った資産運用の知識になります。預金は額面としての目減りはしないので一見もっとも安全な資産保全に思えますが、現在の利率では将来的に価値は下がってしまう可能性があることを意識しておくことが大事です。
このように資産運用を考えるときに一番大事なのはお金の額面を増やすことよりも価値として現在と同じ価値を保有していくこと、もしくは価値を少しでも増やすこと、これが一番大事になります。
それを効果的に行えるのがFXのような通貨取引です。FXは株などに比べると正しく運用すれば最もリスクの低い資産運用の方法です。
資産運用の方法 リスクを最低限に抑えるには?
資産運用をするときに一番大事なのはすべてのお金を資産運用に回さないということです。
例えばFXで資産運用する場合は使えるお金の2割ぐらいを使ってレバレッジを25倍で運用して何度もポジションを持つようにしましょう。
大事なのは何度もポジションを持って1回の利益に左右されず年間での資産運用の利益を高めることが大事です。今ある資産をすべて資産運用として投資に回すことは避けましょう。
預金に半分ぐらい、投資に半分ぐらい、もしくは預金に4割、株に3割、FXに3割など分散して資産運用することでリスクを分散させることが大事です。
資産運用にはゴールが必要 運用益の目標を決める
資産運用には計画が必要です。100万円を2倍にしたい、そう思う人はいるかもしれませんが一時的に増えたとしても常に2倍に増えることはありません。
FX初心者で失敗している人はハイリスクハイリターンを求めているひとです。
世界的に有名な投資家【ウォーレン・バフェット氏】は37年間年利22%のリータンを成功させました。
ウォーレン・バフェット氏の言葉に
「お金持ちになるには時間がかかる」
という言葉があります
世界的に有名なバフェットでも年間22%の運用益なのです。100万円が2倍の200万は2倍ということですからこれが以下に難しいことかわかると思います。
このように資産運用する場合には現実的な運用益を定めて無理な投資を避け、相場が変わったらすぐに手じまいをして年間の運用益を1%でも高くしていくことが大事です。
資産運用としてFXを始める前にまずは投資するお金が1年後にいくらになっていてほしいか、ゴールを決めましょう。
例えば
資産運用額 100万円 =>1年後 110万円
これを少ないと思いますか?
100万円を110万円にするには定期預金だと年利10%の高金利でなければ110万円になりません。
100万円のうち20万円をFXで25倍のレバレッジをかけて運用します。その場合年間で2%の運用益を出すことで10万円の利益が生まれます。バフェットの22%から比べると随分とハードルが下がったように思えますね?
20万円を25倍のレバレッジをかけて運用した場合100円で買ったドルを101円で売った場合は5万円の利益が発生します。実際にはこのようにうまくいきませんから、損をした場合にはすぐに損切りをして利益を少しずつ増やしていくことが大事になります。
FXのような通貨取引では年間の資産運用のゴールと運用益を決めてしっかりとリスクコントロールすることで無茶な投資を避けて確実に運用していくことができます。
まずは自分が年間どれぐらいの運用益を出したいのか、しっかりと考えて投資をしていきましょう。