ウォーターサーバーで天然水は正解？選ぶ前に知っておきたいこと

天然水はどうして美味しいの？

ウォーターサーバーを選ぶときによく見かける「天然水」や「ミネラルが豊富に含まれている」というキャッチコピーがありますね。ミネラル豊富な天然水が何故好まれるのか疑問にお答えしていきます。

ズバリ味の違い

天然水が美味しい理由は、ズバリ味の違いです。天然水は簡単な殺菌処理だけを行ったものが多く不純物が含まれています。

不純物というと汚いイメージがありますが、不純物はミネラルのことです。実は水に含まれている「ミネラル」が味を決めている理由なのです。

どんな成分が含まれているの？

ウォーターサーバー各社が提供している天然水やミネラルウォーターの多くに含まれているのは

• ナトリウム
• マグネシウム
• カルシウム
• カリウム

の4種類が代表的です。

この中で「カルシウム」は口当たりがまろやかになるので美味しいと感じられるミネラルです。健康によいと喧伝しているサイトもありますが、ミネラルは取り過ぎても良くないので適量を取ることが必要です。

実は水道水にもミネラルが含まれている？

実は水道水にもミネラル成分が含まれています。水道水には

• ナトリウム
• カルシウム
• マグネシウム
• カリウム
• ケイ素

などが含まれています。

ミネラル成分が含まれているのにまずいと感じる理由とは

同じようにミネラルが含まれているのに水道水を美味しいと感じることは少ないですね？

水道水の場合は、安全性を確保するために消毒のために塩素が入っています。また、水道管を通ってくるのでどうしても鉄さびなどが微妙に含まれています。そのため美味しくないと感じることが多いのです。

ミネラルは人間の体に必要な栄養素のひとつ

ミネラルウォーターのミネラルってそもそも何のこと？

ミネラルウォーターという言葉はよく聞きますが一体どんな水をミネラルウォーターというのでしょうか？

そもそもミネラル（無機質ともいいます）とは元素の中で酸素、水素、窒素、炭素を除いたものをミネラルと呼んでいます。

摂取量は少なくてよいのですが人間の体の中で作り出すことはできず外から摂取しないといけないので不足しがちになります。

ミネラルは実は需要な栄養素のひとつ

人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして、現在16種類（ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素）が知られています。

そのうち厚生労働省が摂取基準を決めているのはイオウ・塩素・コバルトを除く13種類です。

• ナトリウム
  体にとって重要な電解質の一つですが過剰摂取は高血圧などの原因になります。
• マグネシウム
  体の中に約25ｇほどあると言われ主に歯や骨形成に必要な元素で不足すると骨粗鬆症や糖尿病などの原因になると考えられています。マグネシウムが多く含まれる水は硬水という不足するとイライラ感が強くなると言われています。
• カルシウム
  骨を形成する元素で血液の凝固作用や筋肉の収縮作用にも欠かせないミネラル成分です。マグネシウム同様不足すると骨粗鬆症の原因になります。またイライラ感が強くなることもマグネシウムと同じです。
• カリウム
  ナトリウムとバランスを取ることで血圧を安定させています。体に不可欠な電解質で神経や脳のニューロンの情報伝達に重要な役割をしています。体の中で8番目に多く含まれる元素で体重の約0.2％を占めていて主なミネラルの中ではカルシウム、リンに次ぐ3番目に多く含まれている元素です。

味を左右するのは水の硬度

よく美味しい水の話をするときに、水の硬度で硬水や軟水という言葉を聞いたことがありませんか？

これはWHO（世界保健機関）が定める基準ので分かれています。どういう基準かというと、水1リットルの中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まっています。

• 120mg未満：軟水　まろやかで口当たりが軽い
• 120mg以上：硬水　口当たりは重めで人によっては苦味を感じる場合も

味だけでなく料理にも影響する硬度

水の硬度は味だけではなく料理にも影響を与えています。日本の水はもともと軟水が多いので特に料理に与える影響はかなり大きいです。ウォーターサーバーの水を料理にも使いたい人は普段の食生活や頻繁に作る料理のことも考えてみてください。

軟水

メリット

素材の味を生かした日本料理に合う水です。実際に飲んだ時も口当たりがまろやかでどちらかというと無味無臭に近いので素材のうま味成分をじゃましないのが特徴です。

デメリット

大きなデメリットはあまりありません。

硬水

メリット

煮込み料理に適している水と言われます。灰汁が出やすくなったり、肉の煮込み料理では臭みを消す効果もあると言われています。

デメリット

マグネシウムが多く含まれている硬水は苦味を感じる人もいるので紅茶やコーヒーを入れたりするのには適していません。

天然水を提供しているおすすめウォーターサーバーの会社は？

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天然水のウォーターサーバー会社おすすめランキング

ウォーターサーバーの天然水やミネラルウォーターに関するFAQ

Q1：天然水はどんなお水？RO水との違いは？

A1：ウォーターサーバーが提供している天然水はろ過、沈殿をして不純物を取り除いた後に加熱殺菌を行った水のことです。RO水は逆浸透膜という超微細孔のフィルターを使って不純物を取り除いた水のことを言います。

Q2：天然水は赤ちやんには使わないほうが良い？

A2：赤ちゃんは胃腸が未発達なのでミネラル成分の多い硬水はお腹を壊してしまうことがあります。ただし、日本の水は軟水なのでそれほど気にする必要はありません。どうしても気になる場合は提供されている天然水の成分を見てみて硬度の低いものを選びましょう。天然水の中で赤ちゃんのミルク作りにおすすめなのは「プレミアムウォーター」です。

Q3：天然水はRO水よりもおいしい？

A3：RO水はきれいな水ですが不純物としてミネラル成分まで取り除てしまうので味が無味無臭になります。無味無臭のお水は味気ないのでやはりミネラル成分の含まれた天然水のほうがおいしく感じます。RO水を提供している会社の中にはRO膜で処理した後にミネラル成分を足しておいしく加工しているところもあります。

Q4：天然水はRO水よりもお水の料金は高い？

A4：RO水に比べると若干では割高になりますが、それほど大きく値段が変わることはありません。天然水を提供している「プレミアムウォーター」は3974円（12ℓx2本　税込み）、RO水を提供している「クリクラ」を3,380円（12ℓx2本　税込み）を比べるとわずかに天然水のほうが高いぐらいです。